- つくしとスギナの違いは?
- 同じもの?
- どっちが先?
について調べてみました(^^)/
《結論》
- つくしとスギナは同一植物
- スギナが光合成をする葉であれば、つくしは子孫を残すための花にたとえることができる
- つくしの後にスギナが生えてくるが、同時期に見かけることもある
- 適度な湿り気があり栄養分も豊富であれば、胞子を飛ばす必要がないのでつくしが出てこないこともある
でしたよ。詳しく紹介していきます。
つくしとスギナの違いは?同じもの?
つくしもスギナもシダに属する同一植物。
つまり、つくしとスギナは見かけこそ違いますが一つの植物なのです。
スギナとは
スギナの地下茎は、地表の浅い所にあり顔をだしています。
しかし、地下に潜っていただけでは成長ができないため、
光を求め光合成をするために地下茎から緑色の栄養茎をだします。
これがスギナです。
スギナという名前の由来は、樹木の杉の葉に似ているところから名づけられたと言われています。
スギナは栄養分の多い湿り気のある土地を好み生育します。
スギナが土手や畦道、湿り気の多い場所に生育しているのはこのためです。
地下茎を広い範囲に伸ばして、さらに勢いを増し強くします。
つくしとは
しかし環境が一変すると、スギナも生き残りを図るようになります。
このときに出てくるのが『つくし』で、
スギナが光合成をする葉であれば、つくしは子孫を残すための花にたとえることができます。
つくしは胞子茎で、この胞子茎から胞子が放出され、風に乗って遠く離れた場所に着地します。
この胞子が栄養分の多い湿り気の多い土地に着地すると、
その土地の水分を吸い取り、新たな命を誕生させることになります。
どっちが先?
もっとも、つくしが芽を出したといっても、元の場所のスギナがなくなってしまうわけではありません。
つくしのあとにはスギナが生えてきます。
時期でいえば、つくしを見かけるのが3月から4月にかけてですが、
スギナはつくしが見えなくなってから姿を現すのが一般的です。
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つくしはスギナの子なのか?
つくしとスギナは同一植物で違いはありません。
つくしとスギナではみられる時期に違いがあるのですが、
探す時期によってはつくしだけ、あるいはスギナだけということもあります。
しかし、つくしとスギナを見かける時期は完全に異なるわけでもないのです。
場所の環境による
本当は両方見つけられるという時期であっても、
つくしとスギナを同じ場所で見かけることもあれば、スギナはあってもつくしは見つけられないこともあり多種多様です。
これはその場所の環境によるところが大きいと言う事が分かっています。
適度な湿り気があり栄養分も豊富であれば、その土地で生活を続けることができます。
つまり、つくしは安心するので、子孫を残す必然性を見つけることはできません。
適度の湿り気と栄養がある土地では、つくしを見つけることは難しいようです。
一方、湿り気や栄養などの環境条件に変化があると、別の場所に子孫を残す必要が出てきます。
このような場合、つくしが重要な役割を果たすのです。
さいごに
つくしはスギナの子と言うのが、正しいのか、あるいは間違っているのか。
何となく微妙な感じがしますよね。
「つくしを獲りに行きたい」と思っているなら、「湿り気と栄養がありそうな場所は避けた方がいい」
というのは分かりました(*´▽`*)