- 「ふきのとう」と「ふき」の違いや関係性
- 食べるときの注意点
について紹介します。
《結論》
★ふきのとうは、ふきの花 (同じ植物。ふきのとうが成長してふきになるのではない)
- ふきのとう:2月頃
- ふき:4月頃
フキの場合は花が咲いた後で葉が成長する。
★フキには地下茎があり、花と葉っぱはそれぞれが地下茎とつながっていて
同じ茎の別々のところから花の芽と葉っぱの芽が出てくる。
まず、フキノトウが地上に顔を出し、その後に葉の芽が出る。
時期を変えて地上に現れているということ。
★蕾(つぼみ)が開いて花が咲いたものは苦味が強いので、固く閉じているものを選ぶようにする
★ふきには天然毒があるので、茹でこぼして水にさらし、アク抜きをする
(怖がる必要はなく、この天然毒は水に溶ける性質がある)
ふきのとうは、春が来ると食べたくなりますね♪
季節ものなので「せっかくだから美味しいものが食べたい!」と思うのですが、
店頭で立派なもの手に入れるのってなかなか難しいんです…。
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ふきのとうとふきの違い
ふきのとうとふきは、キク科の多年草で同じ植物です。
そして、ふきは、ふきのとうが成長したものではありません。
同じ“フキ”が付いているし、なんとなくフキノトウが大きなってフキになっていると思っていませんか?
まず、それぞれを漢字で表すと、「蕗(フキ)」「蕗の薹(フキノトウ)」と書きます。
蕗の薹の“薹”は見慣れない漢字ですが、アブラナやフキなどの花軸・花茎を意味します。
この意味の通り、ふきのとうとはふきの花茎のことです。
花茎とは花のみをつける茎のことで、ふきのとうとはふきの花なのです。
じゃあ、やっぱりそこからフキが出てくるんじゃないのと考えてしまいますが、
フキは地下茎があり、花と葉っぱはそれぞれが地下茎とつながっています。
少しわかりにくいですが、同じ茎の別々のところから花の芽と葉っぱの芽が出て、
時期を変えて地上に現れているのです。
それぞれ芽がでる時期が違って入れ替わるように出てくるため、
フキノトウが大きくなってフキになると考えてしまっても仕方ないことだと思います。
通常、葉が出た後に花が咲くものと思いますが、フキの場合は花が咲いた後で葉が成長します。
ふきのうとう・ふきの時期
★フキノトウ:2月頃から★フキ:4月頃から
が旬となっています。
まず、フキノトウが地上に顔を出し、その後に地下茎から葉の芽が出ます。
そして、花が終わる頃に葉が地上に伸びて成長するのです。
成長したフキは長く茎のように見えますが、
実は葉っぱの一部で円く広がった大きな葉と地下茎をつなぐ役割をしています。
食べ頃と注意点
フキとフキノトウは食用に出来ることはご存じかと思いますが、
旬を過ぎると美味しく食べることが出来ません。
ふきのとう
フキノトウの「薹」から“薹が立つ”という言葉があり、
野菜などの花茎が成長してしまって食べ頃を過ぎることを言います。
フキノトウは、たくさんの小さな蕾(つぼみ)がガクで覆われる姿をしていますが、
蕾が開いて花が咲いたものは苦味が強いので、蕾が固く閉じているものを選ぶようにすると良いでしょう。
ふき
また、フキは強いえぐみや苦味を持っているので、そのまま食されることはないと思われますが、
フキには天然毒(ピロリジジンアルカロイド類)が含まれているので注意が必要です。
怖がる必要はなく、この天然毒は水に溶ける性質があるので、
茹でこぼして水にさらす方法であく抜きすると毒を減らすことが出来ます。
そのため、フキ及びフキノトウを調理する際は、しっかりあく抜きをするようにしましょう。
まとめ
「ふきのとう」と「ふき」は同じ植物で、ふきの花がふきのとうです。
ふきのとうが成長してふきになるのではなく、同じ茎の別々の箇所から花の芽と葉が出てきます。
ふきのとうは2月頃、ふきは4月頃と、時期がずれて地上に顔を出します。
食べる時の注意点は、
ふきには天然毒(水に溶ける性質)があるので、茹でこぼして水にさらし、アク抜きをする。
★我が家では、ふきのとうは天ぷらにしていますよ♪
ほんのり苦みがあって美味しくて、食べると春を感じられるので
毎年楽しみにしています(*´▽`*)
ふきのとうは近所のスーパーなどでは、なかなか立派なものを探すのは難しいと思うので
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