- ポスカの肌色の作り方は?
- うすだいだいと肌色の違いは?
について紹介します。
肌色は使用取りやめ
黄色人種の日本人の一般的な肌の色をイメージした、薄いオレンジ色の“肌色”は、色鉛筆やクレヨン、絵の具にありました。
しかし、2000年に色鉛筆、2007年にクレヨン絵との具が、“肌色”の使用を取り止めました。
肌の色は誰もが同じ色ではなく、性別や表現したい絵によっても変わるうえ
1色で表せないため、混ぜる色がわからなければ“肌色”を作るのは難しいものです。
作りたい色は混ぜて作る
“肌色”に似た色のうすだいだいやペールオレンジが販売されていますが、
塗りたい色にするには混ぜて作るしかありません。
混ぜて“肌色”を作るとき、水彩やアクリルなどの絵の具や、クレヨン、色鉛筆などによって、作り方が異なります。
これらのほか、不透明の水性顔料使ったサインペン「ポスカ」でも、“肌色”が作れます。
鮮やかな発色の重ね塗りができる「ポスカ」は耐水性があり、
にじんだり、裏写りしたりしないうえ、水性のため素材を傷めることもありません。
ポスカの肌色の作り方は?
金色や銀色などを含め豊富にある色のうち、「ポスカ」で“肌色”を作るには、
赤色と、黄色、青色を使用します。
ポイントは、オレンジ色を作る感覚で色を混ぜることです。
そのため、赤色と黄色を混ぜてオレンジ色を作ったあと、
彩度を下げる役割がある青色を少しずつ混ぜ好みの色になるように色味を調整していきます。
色ムラが少ない「ポスカ」は、乾いたあと何度も重ね塗りができます。
うすだいだいと肌色の違いは?
実際の肌の色を示しているのではなく、肌色は「日本固有の慣用色」という意見があった中、
「差別」と批判された肌色が、検討の結果“うすだいだい”に変更されました。
在留外国人が増え、過去最高となった近年、外国人が増えた幼稚園や保育園でのお絵かきのとき、
クレヨンの“肌色”に関して差別やいじめが起きないようにするための配慮がありました。
カラーガイドでのはだいろ
具体的にどんな色が“肌色”を指すのか、
JIS慣用色の“肌色”やDICデジタルカラーガイドの膚色(はだいろ)は「薄い黄赤」と記述されています。
実際の肌色を忠実に再現したわけではなく、”肌色”や膚色は理想の色をイメージした表現です。
色見本には、色相や明度、彩度を数値や記号で表した“マンセン値”が記載されています。
JIS慣用色の“肌色”の“マンセン値”は5YR 8.0/5.0、DICデジタルカラーガイドの膚色の“マンセン値”は2.6YR 8.0/6.0です。
“マンセン値”3.8 YR 8.6/3/0のPANTONEのNUDEは、JIS慣用色とDICデジタルカラーガイドの中間に位置づけられ、
これら3つの色はYR(だいだい)の色相に分類されます。
3つの色の明度は高明度、彩度は低彩度に分類され、JIS慣用色の“肌色”は黄みが強く、DICデジタルカラーガイドの膚色は赤みが強いです。
色相の「だいだい」と色調の「うすい」を組み合わせた“うすだいだい”は、正確な肌色”を表すぴったりの表現と言えるでしょう。
さいごに
ポスカは色ムラが少ないので、自分の理想の作りたい色があったら
いろいろ試してみるのも楽しいですね。
ポスカはラメ入りなどもあるのでチェックしてみてください(*^-^*)
私はラメ入りを使っています♪