- 紫陽花の別名は「よひら」?
- 由来や語源は?
- イントネーションは?
について調べてみました(^^)/
紫陽花の別名は「よひら」?
紫陽花の別名には色々あり、そのなかで「よひら」もあります。
「よひら」は漢字で「四片」と書き、
俳句では「四葩」と書かれ、夏の季語となります。
葩の字自体が花びらや花と言う意味を持っています。
よひらと呼ばれる理由
紫陽花の別名が「よひら」と呼ばれる理由は、
紫陽花の花に見える部分であるガクが4枚集まっているからです。
由来や語源は?
紫陽花の語源は「あづさヰ」から来ています。
- 「あづ」は古文単語の「集む」(あつむ)から来て、小さいものが集まっている様子を表す言葉
- 「さヰ」は藍色の花を表す言葉で、真っ青を意味する真藍(さあい)と言う言葉が変化したもの
つまり、小さいものが集まっている意味と
真っ青な藍色の花を意味する言葉が合わさった「あづさヰ」が語源となり、
小さい藍色の花が集まって咲いている紫陽花の様子を表したことに由来してあづさヰがあづさあいに変化し、
あじさいと呼ばれるようなったとされています。
紫陽花は当て字
さらに、あじさいの漢字表記「紫陽花」は中国表記を和名に当てた独自の当て字です。
唐の詩人、白居易が招賢寺と言う寺訪れた時に、
寺に合った紫色の花を紫陽花と名付けたことに由来しています。
実はその紫の花は紫陽花とは違う花であり、
それを紫陽花と間違えて広めてしまったことが紫陽花の漢字表記の由来です。
紫陽花だと思っていた名付けた花が紫陽花ではなかったけど、
勘違いから広まってしまったことで漢字表記の紫陽花が誕生し、
それがそのまま定着して現在に至ることが分かります。
紫陽花のイントネーションは?
普段何気なく発音している「紫陽花」ですが、
正しいイントネーションがあるのかについても調べました。
アクセント辞典によると、
「あ」が「低」、「じ」が「高」、「さ」が「高」、「い」が「高」と示されているのと、
「あ」が「低」、「じ」が「高」、「さ」が「低」、「い」が「低」の2つが載っています。
つまり「低高高高」か「低高低低」の2パターンが示されています。
元々東京では紫陽花のイントネーションが低高高高でしたが、
1980年代から低高低低の発音も見られるようになったことから、2つのアクセントが書かれるようになったとされています。
まとめ
紫陽花の別名の「よひら」は花のガクが4枚ある特徴から由来し、
紫陽花は小さい青い花が集まってい様子に由来していることで
紫陽花の花の様子に合っていることが分かります。
紫陽花の漢字は詩人の勘違いから広まってしまってそれが現在も定着していること、
イントネーションはもともと1つだけでしたが、
1980年代から別のイントネーションも使われるようになったことで、
地域によってイントネーションが違っているということです。