梅雨前線とは?- 停滞前線との違いは?
について紹介します(^^)/
梅雨前線とは
まず、梅雨前線は
春から夏に季節が変わる頃、月で言うと5月上旬から8月上旬に
- 暖かい空気が集まる「小笠原気団」と
- 冷たい空気が集まる「オホーツク気団」
がぶつかってできる停滞前線のことです。
ゆっくりとしたスピードで徐々に北上し、
8月上旬に東北北部や北海道南部で消滅します。
小笠原気団とオホーツク気団は勢力がほぼ同じなので、お互いに張り合っている状態となります。
スピードがゆっくりと北上するので、停滞しているように見えることで雨が長い期間降ることになり、
梅雨の時期の長雨となります。
終わりの時期になるとより活発になります。
どれくらい続くの?
梅雨前線は1か月以上日本に留まり、長く雨を降らせます。
5月上旬に南で発生して九州沖縄地方が梅雨入りとなります。
その後、東日本に到着するのが7月頃となり、東北地方で梅雨入りする頃に沖縄や九州は梅雨明けとなります。
東北北部や北海道南部で消滅するので、北海道に梅雨が無いのです。
雨が強い地域は?
梅雨前線は近いほど雨が強くなる傾向があります。
西日本は梅雨前線が近く、南から湿った空気が流れるので梅雨の時期に雨が強くなる傾向があります。
一方、東日本や東北地方は梅雨前線から離れているので、雨雲が発達しにくく雨は弱いです。
停滞前線とは
では、停滞前線とはどういったものなのかと言うと、殆ど移動しない前線のことです。
季節の変わり目に発生し、
- 同じ勢力の暖かい空気と冷たい空気がぶつかっていて
- 勢力が同じでぶつかり合っている為移動することが殆ど無く
停滞前線のある同じ場所がずっと天気が悪い状態が続きます。
梅雨前線と停滞前線の違い
梅雨前線との違いは、梅雨前線も実は停滞前線の一つです。
梅雨前線は5月から8月にできる停滞前線で、停滞前線はほとんど移動しない前線です。
つまり、梅雨前線は5月から8月にできる停滞前線で
梅雨の時期にできる停滞前線として梅雨前線と呼ばれているだけです。
梅雨前線も停滞前線も季節の変わり目に
長い期間雨を降らせると言った特徴が同じです。
停滞前線の一つで梅雨の時期にできるのが梅雨前線で、発生する時期が違うのみで大きな違いはないことが分かります。
さいごに
梅雨前線も停滞前線のひとつだったんですね。
梅雨時期はジメジメしていて気分も滅入ってしまいますが、
気温の差やストレスで体調を壊さないようにしたいものです。
美味しいものを食べたり、好きな香りを嗅ぐだけでも
違ってきますよ(∩´∀`)∩