お盆は「地獄の釜の蓋が開く」と言われています。
地獄の窯と聞くとすごく恐ろしい事のような感じがしますがどうなのでしょうか?
そこで今回は
- 地獄の釜の蓋が開く・閉じるのはいつか
- どういう意味があるのか
について紹介します。
《結論》
★お盆の16日は地獄も窯の蓋が開くので、地獄に落ちた御先祖様もこの世に帰って来ることができる
★閉じるのも16日
(ご先祖様がこの世に戻って来られるのは期限が決まっている)
★地獄では鬼たちが釜の蓋を開けて休んでいるので、
「現世でもその日くらいは仕事も休みなさい」
と言う意味のことわざとして言い伝えられている
お盆はご先祖様が迷わないように、
迎え火や送り火を焚くようにしましょう。
器の中で安全に行えるセットもあるので、家に無い場合は
次のお盆に向けて早めに準備しておくのがおすすめです。
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お盆は地獄の釜の蓋が開く日?
お盆は、年に一度先祖、精霊、仏が現世に帰ってくる期間のことで、
帰ってきたら感謝の気持ちを込めてお供え物をおして供養します。
そして、お盆に地獄の窯の蓋が開くと言うのは、恐ろしい意味ではなく、お盆のことわざです。
地獄の釜が開けば、地獄に行ってしまった人も帰ってくることができます。
このことわざの意味は、正月の16日とお盆の16日(旧暦の7月16日)くらいは仕事を休もうということです。
地獄も休んでいる
地獄では鬼が罪人を窯で煮ているのですが、
正月の16日とお盆の16日は鬼も窯の蓋を開けて休んで、閻魔様にお参りに行っているので、
地獄に落ちた御先祖様もこの世に帰ってくることができます。
つまり、正月の16日とお盆の16日は地獄も窯の蓋を開けていて、地獄に落ちた御先祖様もこの世に帰って来れるのだから、
現世でもその日くらいは仕事も休みなさいということで、
地獄でも休みなんだからこの世も休むのが当然
と言う意味のことわざとして言い伝えられています。
閉じるのはいつ?
ただし、この世に戻って来られるのは期限が決まっていて、
お盆の16日に窯が開いて、16日の送り火の後すぐに戻ってくれば減刑、戻って来ないと極刑とされています。
お盆には迎え火を焚く風習がありますが、御先祖様が迷わず戻って来れるよう目印となっています。
よって、お盆は地獄の窯が開く日と言うのはお盆の16日で、
16日の送り火の後に戻らないといけないので閉じる日も同じくお盆の16日と1日限定であると言えます。
良くないことが起こりやすい
地獄の窯の蓋が開く時は良くないことが起こりやすいとも言われていて、
迎え火を焚いていない家だと御先祖様が帰る場所が分からなくてこの世をさまようことになります。
迎えられなかった御先祖様は地獄に帰ることもできなくなることで、
地獄の窯の蓋が開いて、地獄から解放された御先祖様が現世でさまよってしまう為、良くないことが起こりやすいことにつながると言えます。
海に行くのは控える
具体的には、地獄の窯の蓋が開く時に海に行くと深いところに引きずり込まれるので避けた方が良いとされています。
お盆の16日は地獄から出てきた人が解放されて帰る時であり、
このタイミングで海水浴に行くと一緒にあの世に連れていかれてしまうと言われています。
なのでお盆の16日に海水浴に行くことはおススメできません。
引っ越しやお祝いも避ける
また、引っ越しやお祝い事をするのも良くないとされています。
お盆は御先祖様の供養をする時であり、
そのタイミングで引越しやお祝い事をすると供養が怠ってしまうので避けた方が良いと言われています。
虫を殺すのも良くない
さらに、御先祖様は虫に乗って帰るとも言われているので、
むやみに虫などを殺生するのも良くないとされています。
まとめ
★お盆の16日である旧暦の7月16日は地獄の窯の蓋が開く日で、
地獄から解放されてこの世に帰ってくることが出来る日
★16日の送り火の後に帰らないといけないので、1日限定で地獄から解放される
★地獄の窯の蓋が開く日と言うのは、地獄から解放される日なので
この日くらいはみんな仕事を休もうと言う意味のお盆のことわざであり、恐ろしい意味ではない
★海水浴やお祝い事、引っ越しなどはあの世に連れていかれてしまう、供養が怠ることで行わない方が良いと言われている
お盆はご先祖様が迷わないように、
迎え火や送り火を焚くようにしましょう。
器の中で安全に行えるセットもありますよ。
家に無い場合は
次のお盆に向けて早めに準備しておくのがおすすめです。
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