「おせち料理を子供にも分かりやすく説明できるようになりたい!」
と思ったので調べてみました。
(甥っ子に聞かれた時、なんとな~くしか説明できなかったので💦)
おせち料理はなぜ用意するの?
毎年、元旦の朝に家に遊びに来てくれる年神様をおもてなしするために作られるのがおせち料理です。
田んぼや畑で作っているお米や野菜、海や川でとれる水産物を使って作った美味しい料理で神様に喜んでもらい、
「今年も海の幸・山の幸がたくさんとれますように」、「今年もよい年でありますように」と
豊作と幸せを願って神様と共におせち料理を食べるのです。
おせち料理の中身の意味
おせち料理には、それぞれ意味があります。
数の子
子孫繁栄の意味が込められている「数の子」。
ニシンの卵がたくさん集まっている数の子を食べると子どもがたくさん生まれるといわれています。
黒豆
マメに働きマジメに暮らすという意味が込められている「黒豆」。
甘くておいしい黒豆を食べるとまめに働いて健康で真面目に暮らして幸せでいられるといわれています。
タケノコ
健やかな成長の意味が込められている「タケノコ」。
成長が早くてまっすぐ伸びるタケノコを食べると子供が立派にすくすくと成長できるといわれています。
田作り
豊作の願いが込められている「田作り」。
昔は田んぼの肥料にコイワシを使っていたことから畑や田んぼが豊かでありますようにと願って食べられています。
昆布巻き
「昆布巻き」は昆布を使っていることから(こんぶ)=(よろこぶ)の意味があります。
鯛
「鯛」は(たい)=(めでたい)といった語呂合わせで幸せを願っています。
エビ
腰が曲がっているところがお年寄りに似ている「エビ」。
歳をとっても元気で長生きできますようにという願いが込められています。
レンコン
たくさん穴が開いている「レンコン」。
先が見通せる明るい未来を願う意味があります。
伊達巻き
巻物の形に似ている「伊達巻き」。
食べると、しっかり勉強ができて賢くなるといわれています。
紅白かまぼこ・なます
紅白の華やかな色合いでおせち料理を明るく彩ってくれる「紅白かまぼこ」や「紅白なます」。
「紅」は魔除け、「白」は身を清めるという意味があります。
栗きんとん・金柑
黄金色に輝く「栗きんとん」や「金柑」。
お金がたくさん貯まりますようにという願いが込められています。
正月は火や刃を使ってはいけない?
一月一日から一月三日の間は、火や刃物を使ってはいけないといわれています。
それは、日ごろから私たちを危険から守ってくれている神様にゆっくりと休んでもらうためだといわれています。
日持ちがするお料理を大晦日に用意し、年が明けて元旦から三が日にかけて食べられるようにしておくのです。
さいごに
おせち料理ってひとつひとつに意味があって、とっても素敵な料理だなと思います。
意味を知っているとよりありがたく、美味しく感じるものですよね。
新しい年が始まる楽しいお正月、
「たくさんの願いが込められた美味しいおせち料理を食べて心も体も元気になろうね」
と子供たちに伝えたいです(*´▽`*)✨