- 鯉のぼりの歌詞「いらか」の意味は?
- 2番はどんな歌詞?
- 何番まであるの?
について調べてみました(^^)/
《結論》
- 「いらか」は屋根瓦の「瓦」の意味
- 2番の歌詞は
「開ける広き其(そ)の口に
船をも呑まん様(さま)見えて
ゆたかに振るう尾鰭(おひれ)には
物に動ぜぬ姿あり」
- 歌は3番まである
でしたよ。詳しく紹介していきます。
「こいのぼり」と「鯉のぼり」の歌
5月5日のこどもの日になるとよく聞こえてくる歌があります。
「やねよ~りた~か~いこいの~ぼ~り~」……ですが、
実はこどもの日に歌われる歌は、これだけではないのです。
よく耳にする歌は「こいのぼり」、もう一つの歌は「鯉のぼり」。
2つの歌があるんです。
鯉のぼりの歌詞「いらか」の意味は?
この「鯉のぼり」という歌ですが、1番に「甍(いらか)の波と雲の波」という歌詞が出てきます。
「甍(いらか)」という意味をご存知でしょうか?
これは瓦屋根の「瓦」という意味だそうです。
確かに瓦屋根って波の様に見えますよね。
鯉のぼりの歌詞
ここで、「鯉のぼり」の歌詞をご紹介します。
1番
「甍の波と雲の波
重なる波の中空(なかぞら)を
橘(たちばな)かおる朝風に
高く泳ぐや、鯉のぼり」
2番
「開ける広き其(そ)の口に
船をも呑まん様(さま)見えて
ゆたかに振るう尾鰭(おひれ)には
物に動ぜぬ姿あり」
3番
「百瀬の滝を登りなば
忽ち(たちまち)滝になりぬべき
わが身に似よや男子(おのこご)と
空に躍るや鯉のぼり」
お分かりの通り、この歌は3番まであります。
歌詞の意味
1番の歌詞の意味
「瓦屋根と雲が波の様だ
その二つの波が重なる空の中を
橘の花の香りがする
朝の風に吹かれて
鯉のぼりが高く泳いでいる」
2番の歌詞の意味
「開いている大きなその口は
船さえ飲み込んでしまいそうで
ゆったり豊かに振る尾びれには
何にも動じない
堂々とした様子が表れている
3番の歌詞の意味
「流れが急なところがたくさんある滝を登り切れば
あっという間に竜になってしまうに違いない
"男の子よ、そんな私の様になりなさい"と
空で勢いよく跳ねる鯉のぼり」
この歌は、鯉のぼりの雄大さをたたえ、男の子の立身出世を祈る意味が込められている様です。
保育士に話を聞いてみたら
保育士の友人に聞いたのですが、
保育の短大に通っていても今回のご紹介した「鯉のぼり」については一切触れずだったそうです。
そのため、保育士として働いていた時ももちろん童謡の「こいのぼり」しか知らなかったので
その歌だけを子どもたちに教えていたとのことでしたよ。
さいごに
現代ではわかりやすい言葉が使われている"屋根より高い"の「こいのぼり」の方が知られていますが、
日本人としては意味をちゃんと理解して
今回調べた「鯉のぼり」の歌をこれから先の代の人たちにも伝えていきたいなと思いました。