蒸し料理を作る時に蒸し器が必要になりますが、
サイズが大きく、収納の幅も取るので必ず常備しているとは言えないアイテムです。
蒸し器を持っていない場合に代わりになるものはあるのか、鍋でも代用できるのかが気になるところです。
そこで、
- 鍋は蒸し器の代わりになるのか
- 鍋以外の他の方法もあるのか
について調べたので紹介します。
《結論》
★鍋は蒸し器の代わりになる(ザルや落し蓋と一緒に使うことで可能)
★フライパン、電子レンジ、炊飯器、シリコンスチーマーでも代用が可能
でしたよ。使い方など詳しく紹介していきます。
鍋は蒸し器の代わりになる?
最初に鍋は蒸し器のの代わりになるのかについてですが、
- ザルと合わせて使う
- 落し蓋と合わせて使う
ことで蒸し器の代わりになります。
鍋とザルを使う
まず、ザルと合わせて使う方法ですが、
鍋の底にお皿を逆さまにして置きザルを乗せます。
ザルよりも下の位置まで水を張って火にかけ、
水が沸騰したらザルの中に蒸したい食材を入れて蓋を閉めて蒸します。
鍋底にお皿を逆さまにして置くことで置台となり、その上にザルを乗せることで蒸し器の代わりになります。
注意点として、ザルからこぼれ落ちない大きさの食材を蒸すことはできますが、
平らな場所で蒸すシュウマイや蒸しパン等は向かないので、食材を選んでしまうことです。
また、ザルの中で食材が重なると蒸されているところと
そうでないところとの加熱ムラができるので、食材が重ならないように置き方も工夫する必要があります。
鍋とザルで蒸し器の代用として使うなら、蒸し野菜やおこわに向いています。
鍋と落し蓋を使う
鍋と落し蓋を合わせて使う方法は、
鍋に水を張り、平らになる面を上にして落し蓋を置き、食材を並べて蓋をして加熱します。
落し蓋は鍋に入るサイズを使い、
高さが出る脚付きの落し蓋の方が食材が水につからずより上手く蒸すことができます。
落し蓋が平たい場合は、鍋に耐熱性のカップや皿を置いてその上に落し蓋を乗せると安定して使えます。
平たい場所に食材を並べられるので蒸しパンやシュウマイも蒸せますよ。
蒸しパンのように加熱すると膨らむ料理については、深さのある鍋を使うのが良いです。
鍋以外で蒸し器の代わりになるもの
次に鍋以外の方法でも蒸し器の代用になるものを紹介します。
フライパン
まずは「フライパン」です。
フライパンに水を張って蒸し器の代わりにします。
やや深さのあるフライパンを使うと上手く蒸せます。
フライパンに合う蓋が無い場合はアルミホイルを使うと良いです。
蒸す時の注意点は、
プリンや茶わん蒸し等型に入れて作る料理は食材にしっかり火を通す必要があるので、
- 型にアルミホイルでしっかりと蓋をすること
- 野菜、シュウマイ、小籠包は耐熱の皿に乗せてから蒸すこと
です。
フライパンは深さが無いものが多いので蒸しパンや肉まん等縦に膨らむ料理には向かず、
茶わん蒸しやシュウマイ等型や食材が小さい料理に向いています。
電子レンジ
2つ目は「電子レンジ」です。
電子レンジは手軽に蒸し器の代わりとして使えます。
耐熱性の容器に野菜等の食材を入れて、水を少し入れてラップをし、レンジで加熱します。
少し水を入れることで水分が蒸発して蒸したように仕上がります。
耐熱性であればジップ付きバッグや皿でもOKです。
調理の注意点は、
- 加熱ムラを防ぐ為に食材が重ならないように配置する
ことです。
天板が付いてるオーブンレンジの場合は
天板に水を張って卵液を注いだ型にアルミホイルで蓋をすればプリンや茶わん蒸しも手軽に作れますし、
鶏肉や魚を容器に入れて酒をふりかけて加熱すると蒸し鶏や魚の酒蒸しも作れます。
蒸し野菜、茶わん蒸し、プリン、蒸し鶏、酒蒸しに向いています。
炊飯器
3つ目は「炊飯器」です。
炊飯器の窯に適量の水を入れ、耐熱皿や網を入れその上に食材を置いて炊飯スイッチを押します。
火の通りが足りないときは再度炊飯スイッチを押して、ちょうどよい蒸し加減までなったら完成です。
深さがあるので肉まんや蒸しパン等加熱すると膨らむ料理に向いていて、
食材の内部までしっかりと火が通るので火が通りにくい野菜を蒸したい時にも良いです。
シリコンスチーマー
4つ目は「シリコンスチーマー」です。
専用の容器や袋があるので、ラップ不要で皿に移し替える手間もなく
そのまま出せて手軽に蒸し料理が作れ、ゴミや洗い物も減らせます。
熱伝導率が高く短時間で火が通るので、
火の通りやすい食材を蒸したり肉まんやシュウマイの温めに向いています。
ただし、プリン等型に入れて調理するものはシリコンスチーマーの蓋が閉まらないので向かないです。
温めたり、火の通りやすい食材を蒸したり等ちょっと使いに良いです。
まとめ
蒸し器が無くても手持ちの鍋で代用ができます(ザルや落し蓋と一緒に使う)。
鍋の他にも、
フライパン、電子レンジ、炊飯器、シリコンスチーマーでも代用が可能です。
アイテムと何を調理するかによって向き不向きがあるので、
蒸したいものに合わせて使い分けるのがおすすめです。