うま味調味料の代表といえば
「いの一番」「味の素」「ハイミー」の3商品が有名です。
それぞれどのような違いがあるのでしょうか?
今回は
- いの一番・味の素・ハイミーの違いは?
- チャーハン作りにはどれを使うのがいい?
について紹介します。
《結論》
★「いの一番」「味の素」「ハイミー」の違いは、うま味成分の配合割合の違い。
- 味の素:グルタミン酸をメインとしてうま味を加える
- いの一番・ハイミー:複数のうまみ成分を掛け合わせてうま味をより強く出す
★チャーハン作りには、うま味を加える、添加して味に変化を出す「味の素」を使うのが良いと言える
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いの一番・味の素・ハイミーの違いは?
いの一番、味の素、ハイミーの違いは
うま味成分であるグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸の配合割合の違いです。
うま味調味料に使われているうま味の成分には
グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸の3つがあります。
- グルタミン酸:昆布、チーズ、野菜
- イノシン酸:主に肉や魚
- グアニル酸:干しシイタケ、海苔、ドライトマト
に含まれています。
いの一番
いの一番はグルタミン酸の割合が一番多く、
イノシン酸とグアニル酸の混合物であるリボヌクレオタイドナトリウムも配合しています。
うま味成分をかけ合わせることで、相乗効果を利用し、うま味が強くしたのが特徴です。
味の素
味の素は殆どがグルタミン酸で、いの一番やハイミーより多く配合されています。
他のうまみ成分はほんのわずかしか入っていません。
昆布の旨みが強いのが特徴です。
ハイミー
ハイミーは味の素と同じ会社が製造している商品で、
味の素と比較するとイノシン酸やグアニル酸の配合が多く、
他のうま味成分の配合を増やすことで味の素よりうま味が強く感じることが特徴です。
まとめると、いの一番とハイミーはうま味成分の相乗効果を利用してよりうま味を強く引き出し、
味の素は一つのうまみ成分をメインとしてうま味を添加する役割があると言えます。
チャーハン作りにはどれを使うのがいい?
うま味調味料は煮物や炒め物など色々な料理に使われます。
うま味調味料はうま味を補ったり、料理の味を引き出す目的で使われ、料理に振りかけることで味に変化を出すことができます。
その中でも、炒め物の代表料理チャーハン作りにはどれを使うのがいいでしょうか。
チャーハンは炒める時に食材に味を加えることで美味しくなるので、
うま味を加える、添加して味に変化を出す「味の素」を使うのが良いと言えます。
ハイミーやいの一番は、うま味成分が強いので、
素材の旨みを引き出したり、強くして美味しくなる煮物や汁ものに良いと言えます。
うま味調味料は個人の好みでもあるので、ハイミーやいの一番をチャーハンにいれたら美味しくないと言うわけではなく、
煮物や汁ものに味の素を使っても良いです。
まとめ
うま味調味料を代表する商品「いの一番」「味の素」「ハイミー」の違いはうま味成分の配合割合の違いです。
味の素はグルタミン酸をメインとしてうま味を加える、
いの一番やハイミーは複数のうまみ成分を掛け合わせてうま味をより強く出してくれる
という効果が期待できます。
うま味を加えて美味しくなるチャーハンなどの炒め物には味の素、
うま味成分を引き出す煮物や汁ものにはいの一番やハイミーと使い分けすることで、
より美味しくなることが期待できます。
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