- 菖蒲湯の入れ方は?
- いつ入るの?
- 意味や効果は?
について紹介します(^^)/
花菖蒲ではなく葉菖蒲を使う
菖蒲湯を用意する前には、注意しておきたいことがあります。
菖蒲の他に花菖蒲というものもあります。
名前が似てるので同じだと思っている方も多いですが、菖蒲湯に使うのは「葉菖蒲」です。
花菖蒲と菖蒲湯は全く別物で、菖蒲湯に使うのは花が咲かない「葉菖蒲」だと覚えておきます。
菖蒲湯の入れ方は?いつ入るの?
五月五日端午の節句の日に菖蒲湯に入ると無病息災で過ごせると言われています。
菖蒲湯の入れ方は、まず、葉菖蒲を10本ほど準備して束ねておきます。
束ねておくことで風呂釜に詰まるなどのトラブルを防げるからです。
お風呂は少し高めの温度に沸かして葉菖蒲の香りを引き出します。
香りが増してきたら、温度を下げていつもお風呂入る温度までぬるくしてから入ります。
給湯式や追い炊き機能がある場合は
浴槽が空の状態で束ね葉菖蒲を入れ、
温度を42度から43度と一般的な温度よりも熱めに設定しておいて、
香りを引き出してから冷ましてから入るのが良いです。
そのまま入れるのが心配なら
しかし、葉菖蒲をそのまま入れるのは心配になる場合には
葉を細かくしたものや液を浴槽に入れて菖蒲湯を楽しむやり方もあります。
葉菖蒲の葉をひとつかみ分程度、細かくして使います。
綿の袋やネットに細かくした葉を入れ、熱湯をはった洗面器の中に入れ、10分置いて菖蒲から液を抽出させます。
葉を入れたものと抽出された液が入った洗面器のお湯を浴槽に入れます。
葉を細かくする手間がありますが、そのまま使うのが不安な場合アロマ感覚で菖蒲湯を楽しめますよ。
菖蒲の意味
厄除け
菖蒲湯に使われる菖蒲は、古来、端午の節句に菖蒲を厄除けとして使っていました。
その頃から、縁起物として使われるようになりました。
それと、菖蒲には独特な香りがあり、その香りが厄除けに良いと言われるようにもなりました。
無病息災
菖蒲の薬草としての効能から無病息災を願う意味も込められています。
菖蒲にはどんな効果がある?
どういった効能が期待できるのかと言うと、
リラックス効果、疲労回復、精神安定が挙げられます。
さらに、血行促進や保湿も期待でき、腰痛や神経痛の緩和にも役立ててくれるとされています。
これらの効能が期待できる成分は菖蒲の根の部分に多く含まれているので、
効能に期待したいなら根の部分も用意できると良いです。
菖蒲の香りは葉から出るので、香りを楽しみたい場合には葉だけでも十分です。
まとめ
菖蒲湯は五月五日の端午の節句の日に、
葉菖蒲の葉や根を浴槽に入れて沸かして香りを楽しんだり、葉菖蒲の持つ効能によって無病息災や健康に良いお風呂です。
特に根の部分に血行促進や疲労回復などの効能が期待できる成分が多く含まれており、葉の部分は香りがあります。
香りを引き出してから菖蒲湯を楽しむことでアロマ感覚で楽しめます。
入り方は空の状態や水から葉菖蒲をそのまま浮かべ、
浴槽のお湯の温度を42度から43度少し熱めのお湯で沸かすと
香りや有効成分がより出やすくなり、効能も期待できます。
根の部分は手に入らないこともあるので、
葉を細かく切ったものを袋に入れて熱湯で抽出させたものを浴槽に浮かべて使う入り方もあります。
端午の節句にはぜひ菖蒲湯の入り方でお風呂を楽しみ、香りや成分で健康に過ごせるよう願って入るのがおススメです。