知識

みどりの日はなくなる?なぜできた?どんな日なの?

2022年3月24日

本ページはアフィリエイト広告を利用しています

  • みどりの日はなくなる?なぜできた?どんな日なの?

について調べてみました(^^)/



みどりの日はいつ?どんな日なの?

「みどりの日」とは、国民の祝日のひとつであり、日付は5月4日です。

 

ここで「え、4月29日じゃないの?」と思われた方もいるのではないでしょうか。

カレンダーを見ると、現在その日は「昭和の日」と書かれています。

 

実は2006(平成18)年までは4月29日が「みどりの日」でした。

しかし、2005(平成17)年に「国民の祝日に関する法律(通称:祝日法)」が改正されたことにより、

2007(平成19)年以降は5月4日を「みどりの日」として名称が変更されました。



なぜできた?

元々4月29日は昭和天皇の誕生日であり、

1989(昭和64)年までは「天皇誕生日」とされていました。

 

しかし、昭和天皇が崩御され平成天皇が即位されると

「天皇誕生日」は12月23日へ変更されることになりました。

 

それまで「天皇誕生日」として多くの国民に知られており、

また、ゴールデンウイーク中の祝日を無くすことになってしまうとの理由から、

「植物に造詣が深く、自然や緑を愛された」昭和天皇の偲び、4月29日は「みどりの日」として名称が改められました。

 

祝日法によると、「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを目的をされています。



昭和の日からみどりの日に変更

はてな

では、なぜ4月29日が「昭和の日」、5月4日が「みどりの日」と名称が変更されたのでしょうか。

 

2005年の法改正にて、4月29日は

「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」

ことを目的とする日とされ、「昭和の日」と名称が変更されました。

 

4月29日が「昭和の日」になったことで、「みどりの日」という名前は行き場がなくなってしまいました。

また、これまで5月4日は「国民の休日」という暫定的な休日でした。

そのため、カレンダー上で土曜日や日曜日に重なると振替休日はありませんでした。



みどりの日はなくなるの?

そこで、ゴールデンウイーク中であり、

且つ、5月3日の「憲法記念日」と5月5日の「こどもの日」に挟まれたこの日を正式な祝日としたのです。

 

そこで、これまで国民に親しまれてきた「みどりの日」という名称が当てはめられました。

「みどりの日」がなくなってしまうかは、今のところ分かりません



さいごに

様々な変遷を辿る「みどりの日」。
平成、令和と時代を経るにつれ、昭和の時代や「みどりの日」の由来を知る人は少なくなっていくでしょう。

また、「明治の日」や「大正の日」がないことを考えると、

寂しいですが「昭和の日」や「みどりの日」もいずれなくなってしまう可能性があると考えられます。