雨の日にスニーカーとデニムで出かけた後に、デニムの色がスニーカーに移ってしまった経験をした方に向けて、スニーカーへデニムの色移りが起こった場合の対処法について調べました。
そこで、デニムの色移りの落とし方でスニーカーについたらオキシクリーンや漂白剤を使うのが良いのか?について見ていきます。
デニムの色がスニーカーに移ってしまうのは、デニムに使われる青い染料「インディゴ」が水に溶けにくく、染料の粒子が大きいので繊維の奥まで染まりにくい特性にあります。
繊維の表面にインディゴが付いているだけなので洗ったり擦れたりすることで簡単に色が落ちてしまいます。
デニムはインディゴという染料を使っているから、経年による色落ちを楽しめ、色落ちするように作られています。
よって、デニムの染料に使われているインディゴの特性が雨に濡れたり、外からの刺激によて色が落ちて、移ってしまうからスニーカーへ色移りが起きてしまうのです。
簡単に色が落ちてしまいますが、染まりにくい特性もあるのでスニーカー表面に色が付いてるだけだと落とせる可能性もあります。
そこで、スニーカーにデニムの色移りが起こった場合に使えるのが漂白剤やオキシクリーンです。
漂白によって白くして色を落とすものです。
液と粉末タイプがありますが、粉末の方が落とす力が強いので粉末タイプを使うと効果がより期待できます。
オキシクリーンは酸素系漂白剤の一つで、お湯に溶かすことで酸素の泡を作り、泡が汚れを包んでこびりついた汚れや色移りを浮かせて落とします。
漂白剤独特の刺激臭も少なく、消臭効果も期待できるものです。
バケツに40度くらいのお湯にスニーカーを浸して5分放置し、色移りした箇所に漂白剤やオキシクリーンを塗って少し放置して、靴用のたわしや消しゴムを使って汚れを落とし、よくすすいで、乾かします。
注意したいのは漂白剤やオキシクリーンは色が落ちてたり生地を傷める可能性がある点です。
スニーカーと一言で言っても色々なデザインがあり、合皮や革、エナメル素材、ウール、シルクをワンポイントに使っているスニーカーや装飾、ファスナー、フックなどの金属パーツを使っているスニーカーには漂白剤やオキシクリーンは使えないです。
ドライクリーニング表示が付いているスニーカーにも使ことはできない点にも注意が必要です。
特にオキシクリーンには強い洗浄力があるので素材によって傷んでしまうので、装飾の無いシンプルなスニーカーに使うのが良いです。
よって、デニムの色移りがスニーカーに付いた場合は、装飾が無くシンプルなスニーカーだったらオキシクリーンや漂白剤を使って落とせます。
40度くらいのお湯にスニーカーを漬けて汚れを浮かせて落ちやすい状態にしてから、色移りしたところに漂白剤やオキシクリーンを塗って放置して、ブラシや消しゴムを使って汚れを落として洗い流すことで落とせます。
放置したりと手間はかかりますが、漬けることで徐々に色移りした部分を漂白して落とします。