蛍は夏に見られるイメージがありますよね。
川辺などで光る蛍を見ると、とても贅沢な気持ちになります。
今回は
- 実際に蛍が見られる時期は?
- いつの季語なのか
- 寿命はどれくらい?
について調べました。
蛍が見られる時期は?
蛍が見られる時期は4月、5月頃から。
見ごろは初夏の時期、湿度が高い梅雨の時期に成虫となり見られるようになる場合が多いですが、
見る場所によって鑑賞できる時が異なります。
地域によっては暖かいところだと蛍が見られる時期は早くなり、逆に寒いところだとみられる時期は遅くなります。
その年の気候や気温によっても異なりますが、
- 5月までに九州から北陸地方まで見られ
- 6月になると東北地方や北海道函館まで見られるようになり
- 7月以降になると北海道全域で見られるようになります
↓ 沢山の蛍。圧巻です!
蛍の種類によっても異なる
蛍の種類によっても見られる時期が異なり、
光る蛍として代表的な蛍としてゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの3種類となります。
ゲンジボタル
ゲンジボタルは5月から7月と早く見られる蛍で九州四国本州と広域に生息しています。
ヘイケボタル
ヘイケボタルは日本全域、朝鮮半島、中国東北部、東シベリア、サハリン、千島列島とこちらも広範囲に生息し、7月から9月に見られます。
ヒメボタル
ヒメボタルは屋久島、九州、四国、本州に分布し、東日本に生息しているのは大型、西日本に生息しているのが小型が多く、
見られる時期は6月から8月となります。
山林の中にいるので人間が見る機会が少ない蛍となります。
つまり、ゲンジボタルは5月から7月と早い時期に見られる蛍で、初夏の時期に見られるのがヘイケボタルやヒメボタルであることが分かります。
蛍が見られる条件
蛍が鑑賞でき、かつ活発になるタイミングとして、
- 天気が曇りで月あかりが少ないこと
- 雨上がりで湿度が高いこと
- 雨が降っていないこと
- 活発になる時間帯として19時から21時、23時前後、朝2時前後の3つの時間であること
- 川面や田んぼの水面付近であること
が挙げられます。
蛍は飛びながら光を放ち、しばらくすると草木に止まって光を止めるのを3回繰り返されます。
蛍の寿命はどれくらい?
蛍の寿命は成虫になって2週間と短命です。
寿命が短いので光を放つ時期が限られています。
季語はいつ?
蛍の季語は夏の季語として使われます。
蛍が成虫になる期間は5月から6月、産卵が行われる時期が6月から7月となっていること、
成虫が活動する期間として6月ということになり、6月は春夏秋冬だと夏に当たる時期なので、蛍は夏の季語となります。
蛍は夏の季語の中でも仲夏の季語として扱われ、
仲夏は旧暦で言うと5月頃、今の暦で言うと6月から7月頃となり、蛍が活動する6月がまさに仲夏の時期と言えます。
まとめ
- 蛍は種類によって5月頃から見られる
- 種類によって見られる時期が異なりますが、殆どの蛍が6月から7月に見られる
- 成虫になって2週間しか生きることしかできず、短命である
- 季語としては夏の季語となる
蛍を見られるのは条件が揃っていないと難しいので、
「絶対見たい!」という場合は時期や場所、天気など予測してから出かけるのが良さそうです(^^)/
私も川辺で沢山の蛍を見た時は感動しました。
自然の中でピカピカ光っている姿は貴重でありがたいなと感じましたよ。