- スイカの雌花と雄花の違いや見分け方
- 花の時期はいつか
について紹介します。
《結論》
★雌花と雄花の違いは花の付け根に膨らみがあるかどうか
- 雌花:膨らみがある
- 雄花:膨らみがない
★花の咲く時期は、晴れの日が多く気温上昇が早いと花の咲くタイミングも早い傾向があり、
一般的なタイミングの5月に苗を植えたら順調にいけば6月下旬から7月初旬に花を咲かせる
最初は雄花から咲いていき、ツルが成長して段々と雌花も咲いていく。
雄花と雌花の特徴
スイカの雄花と雌花の区別を知る前に、雄花と雌花の特徴を知ることが大切です。
共通していること
雌花と雄花で共通する特徴は
- 黄色い花であること
- 花びらが5枚
- 早朝に咲く
ことです。
雌花の特徴
雌花の特徴として、
花の付け根のところに膨らみがあり
めしべにおしべの花粉が付いて受粉するとこの膨らみが大きくなってスイカの実になります。
花にめしべがありますが、花粉はついていないです。
雄花の特徴
一方、雄花の特徴として、
花の付け根に膨らみがないこと、花におしべがあって花粉が付いています。
人工授粉する場合はおしべから花粉を取り、雌花に受粉します。
雌花と雄花の違いや見分け方
これらの特徴から、
スイカの雄花と雌花の区別として
花の付け根のところに膨らみがあるか無いかで判断できます。
花の付け根に膨らみがあるのが雌花で膨らみが成長するとスイカになります。
花の付け根に膨らみが無いのが雄花となります。
スイカは全ての葉っぱの付け根から先に雄花が出て咲きますが、
葉っぱを数えて5から7節に一度膨らみを持った雌花がつきます。
雄花が先に咲く
雄花の方が先に咲いて雌花が咲かないというのはよくあることで、
スイカは雌雄異花と言う性質を持ち、雄花と雌花が別々に咲くからです。
1つの株に対して雄花と雌花両方が咲きますが、
雄花の方が寿命が長く、雌花は1日で生殖能力が落ちてしまい、寿命が短いです。
雄花と雌花の寿命が違うので、
雌花が咲いた時に雄花が一つもないと
雄花が咲かないうちに雌花は繁殖能力を失う可能性がありますが、
雄花が咲いた時に雌花が咲けば、雄花の方が寿命が長いので受粉の可能性が高くなります。
雄花ばかり咲いていても順調に成長すれば、ツルが伸びてくるにつれて雌花が咲いてきます。
雌花の花びらが付いたら開花するまでこまめに観察します。
受粉させるには
受粉させる為には雄花と雌花両方必要ですが、
人工授粉のタイミングは早朝がベストです。
時間にして午前10時までに人工授粉を終わらせるのが良いです。
その日の朝に咲いた雄花を摘み取って、花びらを開いてその日の朝に咲いた雌花のめしべに花粉を付けます。
雄花と雌花は咲くタイミングがずれる為、
雌花は1日で全て咲き揃うわけではありませんので、何日間かかけて毎朝受粉作業を行う必要があります。
つまり、人工授粉が成功したかどうかわかるまで数日間かかることになります。
花の時期
花がいつ咲くかについてですが、スイカの苗をいつ植えたかによって異なりますが、
一般的にはスイカの苗は5月に植えるので、
その例で言うと6月から7月初旬に開花することが多いです。
開花して収穫できるようになるのは7月下旬から8月になります。
スイカの花がちゃんと咲くかどうかは日照量や温度によって左右されます。
上手に咲かせるには
スイカは高温を好むので、
低音が続くとツルの伸びが悪くなり花が咲くまで時間がかかったり、花が上手く咲かないこともあります。
温度にすると25度前後でスイカは生育しやすい環境となります。
花を上手く咲かせるためにも日中が25度から30度の温度帯をキープさせ、
夜間も12度から18度を保ち、低くなりすぎないことが大切です。
晴れの日が多く気温が高くなるまで早いと花が咲くまで早くなり、
雲や雨が多く気温が上がらないと花が咲くのが遅くなります。
まとめ
よって、雌花と雄花の違いは
花の付け根に膨らみがあるかどうかで区別できます。
花の咲く時期は、晴れの日が多く気温上昇が早いと花の咲くタイミングも早い傾向があり、
一般的なタイミングの5月に苗を植えたら順調にいけば6月下旬から7月初旬に花を咲かせます。
最初は雄花から咲いていき、ツルが成長して段々と雌花も咲いてきます。
温度が高く日照量が多いと花が上手く咲くので、
花を咲かせるには温度と日照量は大切な要素だと分かります。