七夕祭りは地域によってさまざまな様相があるようですが、
飾り物一つ一つに願い事や理由がちゃんと存在しています。
- 七夕飾りの名前は何がある?
- 吹き流し・くずかご・スイカなどの意味は?
- なぜ笹を使うの?
について紹介します。
七夕飾りの名前は何がある?意味は?
七夕飾りにのそれぞれの意味はこちらです。
- 吹き流し:織姫に備えた織り糸を表す織姫にちなみ裁縫が上達するように願う
- くずかご:七夕飾りを作るときに出た紙くずを折り紙で折ったかごに入れてつるし、整理整頓や倹約の心を育む意味がある
- ナス・スイカ:豊作を願う
- 網飾り:魚を捕る漁網を表し大漁を願う
- 貝飾り:魚や貝が沢山獲れますようにと、食べ物に困らないようにと豊作を願う
- 菱飾り:天の川をイメージして飾る
- 織姫と彦星:ふたりのように仲良く永遠の愛が続きますようにと願う
- 提灯:提灯は周りを明るくする道具なのでみんなの心を明るく照らしてくれるように明るい未来への願い
- 輪飾り:みんなの夢がつながりますようにという祈りを込めて飾る
- 折り鶴:長寿を表す鶴を折り紙でおり長生きできるように願う
- 神衣・紙衣(かみこ):紙で作った人形もしくは着物を飾ったもので裁縫が上達し着るものに困らないように願う
- 巾着(財布):折り紙を財布や巾着の形に折って飾り金運の上昇を願う
くずかごって、中に紙くずを入れるって知りませんでした!
今まで籠だけ作っていたので、これからは余った紙くずを入れようと思います。
七夕に笹の葉を使うのはなぜ
なぜ笹の葉を使うのでしょうか。
笹の葉は先がとがっているので昔から邪気(魔物)を払う葉とされており
邪気を払うことで願い事を叶いやすくする目的があります。
天に向かってまっすぐ生えるので、願い事を天に届けやすくしてくれるとも言われています。
笹の葉には抗菌効果もあるので、ご先祖様のお供え物の下に敷いていたようですよ。
短冊の色の意味
五色の短冊に願い事を書きますが、その色ごとに意味があります。
色は青・赤・黄・白・黒(紫)です。
古代中国の陰陽五行説に基づいた色ですべてのものは「陰・陽」の相反するふたつの側面を持ち
青は木・赤は火・黄は土・白は金・黒(紫)は水を表しています。
この色を短冊や吹き流しに使用することによって魔除けの意味を持たせたと言われています。
色ごとの意味はこちらです
- 青:徳を積む、人間力を高める、周囲への感謝
- 赤:親や祖先など家族への感謝の気持ちを表す
- 黄:知人、友人を大切にする、人間関係の向上を祈る、信頼
- 白:義務や決まりを守る
- 黒(紫):学業の向上
願い事は色々あると思いますが、
七夕は機織りや裁縫の上達を願う行事のため、手習い事の上達を願うのが良いようですよ。
さいごに
七夕は織姫と彦星の恋愛物語だけではなく、
人間が生活していくために必要な事を願い育んでいくための行事であることがわかります。
明るい未来を願う七夕は素敵な行事ですね。
毎年いくつかの飾りを作っていましたが、
それぞれの意味が分かったので全部飾りたくなりました(*´▽`*)