- 大相撲の行司の給料はいくら?
- 定年は何歳?
- どうやってなれるの?
について紹介します。
【大相撲の行司】給料はいくら?
大相撲の行司の給料は
- 本給
- 装束補助費(立行司で約5万円)
- 手当
に分かれています。
序ノ口行司の初任給は
本給1万4000円+手当12万6000円で合計月14万円です。
この中の本給は階級が上がるたびに増えて、
横綱にあたる立行司になれば年収は、1300万~1500万円といわれています。
定年は何歳?
それでは定年は、何歳でしょうか?
満65歳ですが、2015年から規定が変わり、
定年日が本場所途中であっても、定年日を迎えた場所の千秋楽までは職務継続が可能となりました。
規定が変わるまでは、1月場所後に役員選挙がある際には、
役員選挙権のある立行司は春場所前の2月の定年日まで職務に就いていましたが、
それまでは定年日を迎える直前の本場所千秋楽で引退して、後継者に引き継ぐのが慣例となっていました。
どうやってなれるの?
次に行司には、どうやってなれるのでしょうか?
行司になるためには、19歳までに相撲部屋に入り、
部屋の雑用係を務めながら、行司会(行司が運営する団体)や日本相撲協会に
行司として推薦される機会を待つようになります。
まず行司会では、相撲の歴史や勝敗の見極め方、行司の発声、
「相撲文字」と呼ばれる番付表などを記す独自の書体について学びながら、修業を積みます。
行司には、力士と同じように番付があり、序ノ口格から始まり序二段格、三段目格と上がっていき、
最高位は立行司になります。
又、いろいろ決まりもあり年間に一定以上の差し違い(誤審)があると降格処分を受けるなど、
相撲に対する深い知識と、取り組み時の高い集中力や的確な判断力が求められます。
行司の仕事
本場所中
- 審判
- 横綱や幕内力士の土俵入りの先導
- 翌日の取組書きと土俵上での紹介
- 勝敗の記録
- 決まり手の場内アナウンス
など担当しています。
本場所中以外
- 土俵祭りの祭主
- 番付や取組編成会議での書記
- 顔触れ書き
などもあり、土俵内外で色々な仕事があります。
仕事は多岐にわたる
又、新番付発表と同時に配布される番付表の元書きも行司の仕事で、
これに各部屋の雑務が加わり掃除、各種の案内状や礼状書き、
更に打ち上げや激励会での司会、冠婚葬祭の仕切りなど仕事量は多岐にわたっています。
行司の仕事の中でも特に「先発書記」と呼ばれる巡業に帯同する行司は、
超多忙で45人のうち30人の行司が巡業に帯同されるが、
庶務や総務、経理までが全部一緒になったような仕事で、
担当親方のサポートはもちろんで、巡業運営の中心的役割を果たさなければなりません。
さいごに
行司の仕事って本当に色々あって大変ですね。
大相撲を楽しく見ていますが、その裏には様々な苦労があって
作り出しているのだと思うと、また見方が変わってきます(*'▽')