- 十三参りは振り返らないのが決まり?
- 京都だけの行事?
- 関東もあるの?
について調べてみました(^^)/
十三参りは振り返らないのが決まり?
「十三参り」には、お参りした帰りにひとつ気を付けなければいけないことがあります。
お参りが終わったあとの帰りは決して「後ろを振り返ってはいけない」ということです。
これは言い伝えですが、お参りの帰りに後ろを振り返ると、
せっかく授かった知恵や福を返してしまうと言われています。
京都で十三参りで有名なのが嵐山にある「法輪寺(ほうりんじ)」ですが、
参拝後に法輪寺を出たあと長い渡月橋(とげつきょう)を渡りますが、
最後まで渡りきるまでは絶対に振り向いてはいけないと言われてきたようです。
振り返ると授かった知恵を返してしまうというのはあくまで言い伝えであり、
はっきりとした理由は分かりませんが、
「もう大人の仲間入りなのだから後ろは振り返らず前を向いて生きていってほしい」
という親の願いが込められているのかもしれません。
京都だけの行事?関東もあるの?
「十三参り」は古くから京都を中心とする関西圏で受け継がれてきた伝統の行事ですが、
現在では関東やその他の地域にも広がりつつあります。
関東でも十三参りができる寺院がいくつかありますし、
ご祈祷をしてもらえる神社もあります。
東京ではあの「浅草寺」でも十三参りができるそうですよ。
十三参りとは
子供の成長をを祝い、健康を祈る行事といえば「七五三」ですが、
関西(主に京都)では数え年で13歳になったときのお参りとして
「十三参り」(じゅうさんまいり)という行事があります。
数え年とは、生まれた日を1歳とし、
そのあとは1月1日が来る度に1歳ずつ年を取るという年齢の数え方です。
京都だけでなく関西にお住まいの方には馴染みの行事かもしれませんが、
「十三参り」とは、今まで健康に成長できたことに感謝するとともに、
益々の知恵を授かるために旧暦3月13日(現在の4月13日)に
知恵や福徳を授けると言われる虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)という仏様にお参りします。
近年では4月13日の前後1か月の3月~5月の都合の良い日にお参りすることが多いようです。
また、十三参りは「知恵参り」や「知恵もらい」と呼ばれることもあるそうです。
なぜ13歳なの?
13歳は生まれてから初めて干支が一周めぐってくる年であり、
男女ともに身体的にも精神的にも大きな変化を迎えることから
子供から大人への成長の節目とされているとともに、この年女の子は初めての厄年となります。
十三参りではその厄を落とすという意味も込められています。
さいごに
私は関東に住んでいたので、十三参りに馴染みがなく
知ったのは最近になってからでした。
京都から始まったこの「十三参り」。
これからは関東はじめ全国で一般的な行事となっていくかもしれませんね。